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笑ってると、いつの日か泣きっ面にハチ

最も余裕が無いのは年収800万円台

お金があるだけが幸せでは無いようです。

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年収300万円台~1500万円以上の人に対して、

  • 貯蓄額
  • 残業の多さ
  • 出世欲
  • 性生活の頻度

などなど、仕事と家庭のさまざまな面からアンケート調査が実施されました。

貯蓄はおおむね収入に比例していますが、低年収でも1000万円以上の貯金がある人もいれば、高年収でも貯まっていない人もいました。

家計について聞いてみたところ「住宅ローン、教育費の負担感が大きい」の問いに対し「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が最も多かったのは800万円台の人で37.0%です。この年収層であれば、マイホームを買うことや子供を私立中学へ行かせることも視野に入るのでしょう。両方を選択すると家計は相当苦しくなると思います。選択肢はあるが、余裕はないことが不幸の原因かもしれません。

家計や仕事における「余裕のなさ」は、夫婦生活にも大きく影響するようです。「性生活の頻度」について50.0%が「この1年まったくない」と答え、崩壊寸前の夫婦生活を浮き彫りにしたのは、またしても800万円台でした。ただその他の年収層でも、4割前後が同じ答えであり、夫婦生活に淡泊な日本人の様子が伺えます。 

コミュニケーションの面では、高収入層である年収1500万円以上の夫婦が最も危機的状況にあるようです。一言も会話しない日があると応えた夫婦が、合計で2割近くに達しています。仕事が忙しく、家庭を顧みる時間がないことが原因でしょう。逆に、最も会話できているのは300万円台でした。残業が少なく、帰宅も早いため、夫婦一緒にいる時間がとりやすいと考えられます。

興味深いのはボランティアに関するアンケートです。ボランティアをしていると答えたのは

  • 30代300万円台という若手の低年収層
  • 50代1500万円以上のベテランの高年収層

に二分されました。これは、承認欲求が関連していると思われます。若手の低年収層は未婚が多く、職場で成果を認められる機会は少ないことから、承認の場を社外に求めるのでしょう。ベテラン高年収層は、逆に家庭に居場所がなく、家の外に認められる場を求めているようです。 

お金が無いと心はすさむ。でも、お金があれば、幸せになれるわけでは決して無いということですね。