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低価格品と高級品、プライベートブランド商品の二極化

昨日イオントップバリュのニュースを取り上げましたが、イオンだけでなく他の企業でもプライベートブランド商品の二極化は進んでいるようです。

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 2014年4月の消費税率引き上げをにらみ、流通大手がプライベートブランド商品の強化に乗り出しています。プライベートブランド商品とは、自主企画商品のことです。独自で作成することによってコストを押さえられるので、その分を、価格や品質にメリットとして上乗せすることができます。

各社とも増税後は生活必需品を節約する一方、趣味やこだわりの商品にはお金をかける消費の「二極化」が進むとみています。低価格路線だけではなく付加価値の高いプライベートブランド商品も登場してきています。メーカー品と比べ、差別化が図れるプライベート商品を軸に、消費者の囲い込みが激化しそうです。

イオンの「トップバリュ」では、低価格帯の「ベストプライス」と付加価値商品帯の「セレクト」があります。また、セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は2月、素材や製法のこだわりを打ち出したプライベートブランド商品である「顔が見える食品。」の新シリーズ「つくるものがたり」を発売しています。

3パック入りの納豆が既存のプライベートブランド商品「セブンプレミアム」で98円のところ、つくるものがたりでは158円と割高です。しかしながら、「生産から流通までの流れや生産者のこだわりが訴求でき、消費者の安全安心にもつながる」という高品質な商品を届けるという狙いがあります。加工食品を中心に14年度中に約200品目に拡充する方針とのことです。

「高品質だけど、そこまで高く無い」商品が、今後も続々登場しそうです。