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笑ってると、いつの日か泣きっ面にハチ

2013年の平均給与は31万円、最低だった2012年より微増

厚生労働省は今月5日、毎月勤労統計調査の2013年の結果(速報)を発表しました。本当に微増ですが、上がっています。しかしながら、物価上昇に追いついているかは微妙なようです。

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 労働者1人当たりの平均賃金を示す「現金給与総額」は月平均で31万4150円となりました。1990年の調査開始以来、最低だった2012年は31万4127円でした。

その差、23円。本当にわずかですが微増しています。

5日発表された13年12月の同調査の給与総額では、残業代や一時金の増加により、前年同月比0・8%増と12年3月以来の高い上昇率となっています。

13年全体の調査結果によると、給与総額から物価変動の影響を除いた実質賃金指数は前年比0・5%減で、2年連続で減少しています。安倍首相は、これまで経済界に賃上げを要請し、一部の企業が基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を検討しているそうです。

今回の調査結果は、賃金は下げ止まったものの「物価上昇に追いついていない」という現状を示しており、春闘を通じてこのベア施策がどこまで実現するかが今後気になるところです。